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社交不安障害(Social Anxiety Disorder SAD)とは?

人前でなにかをする、初対面の人に会うといった社会的(社交的)行為をしなければならない状況に自分がおかれた時、「緊張したり」、「不安を感じたり」することは、誰にでもあることですが、その緊張や不安の程度が強い(病的不安)ために、それらの状況を「避ける」ようになり、その結果、日常の生活や仕事に支障が現れたりする病気が「社交不安障害」です。
以前は「対人恐怖症」「社会恐怖」とも言われましたが「赤面恐怖」「視線恐怖」なども含まれます。
発症は若い時期で、女性に多く、生涯有病率が5〜10%と推計されておりますから
大変ポピュラーな病気です。
また不安状態が長期化するとうつ状態を併発することもあります。
以下のような症状がある方は、「社交不安障害」かもしれません。

・人前で話そうとすると極度に緊張する
・目上の人の前だと、話せなくなる
・人と一緒だと緊張して食事がのどを通らない
・人前で字を書こうとすると、手が震えてしまう
・対人場面で緊張すると汗が止まらない
・人と話しをするときに緊張して赤面してしまう
・人と話すときに視線を合わせられない
・緊張して電話に出るのが怖い 等


多くは不安をやわらげるお薬による治療などでかなりの改善が得られます。
ある方は「視線恐怖」「対人恐怖」などの理由で長年引きこもっておられましたが、
治療により症状が改善し、3か月後には職に就けるまでになり、
「住む世界が広がった」との感想をお聞きしました。
心あたりの方は専門医へのご相談をおすすめします。
心の不調は専門医へご相談ください。
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